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水道水って本当に安全?基礎からチェック | 浄水ガイド

水道水って本当に安全?基礎からチェック

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「日本の水道水は世界的に見ても安全」とよく言われます。
たしかにその通りですが、家庭で実際に飲むと「カルキ臭が気になる」「本当に大丈夫?」と不安になる方も多いですよね。

ここでは、水道水の安全性を 浄水場勤務10年以上の経験 をもとに、やさしく解説します。

1. 日本の水道水が安全といわれる理由

日本の水道は 「水道法」 によって厳しく管理されています。
この法律では、水道水に含まれるべき成分や、含んではいけない有害物質の基準(51項目)が定められており、浄水場では毎日水質検査が行われています。

  • 塩素消毒で病原菌を殺菌
  • ろ過装置でゴミや濁りを除去
  • 厚生労働省が定める基準値を満たすまで徹底管理

※ この仕組みがあるからこそ、日本の水道水はそのまま飲んでも安全とされています。

2. 水道水でよく気になること

「安全」とはいえ、飲んでいて気になることもあります。

カルキ臭(塩素のにおい)

水道水には必ず 塩素(残留塩素) が入っています。
これは殺菌のために必要で、法律で一定量以上を維持することが義務づけられています。
ただし、その結果「プールのようなにおい」と感じることもあります。

水のにごり

工事や配管の老朽化などで、一時的に水がにごることがあります。
ほとんどの場合、しばらく水を流せば透明に戻ります。

金属臭

古い家の水道管が原因で「鉄っぽいにおい」が出ることがあります。
水道水自体は安全でも、配管の影響で味やにおいが変わることがあるのです。

3. 浄水器でさらに安心できるポイント

水道水は基本的に安全ですが、さらに快適に飲むために 浄水器 を使う家庭が多いです。

浄水器で期待できる効果は…

  • 塩素臭(カルキ臭)をやわらげる
  • カビ臭・不快なにおいを除去
  • 鉛など一部の有害物質を除去
  • 味がまろやかになり「おいしい水」に近づく

特に赤ちゃんのミルクや料理に使うと「味が変わる」と実感する方も多いです。

4. 水道水が不安なときの対策

もし「においが強い」「にごりが取れない」といった場合は、次の対策をおすすめします。

  1. 水道局に問い合わせる
     水質検査をしてもらえることがあります。
  2. 配管の状態を確認する
     古い家では配管の影響も大きいため、リフォームや交換を検討するケースも。
  3. 浄水器を使う
     最も手軽で現実的な解決方法です。

5. 水道水とミネラルウォーター、どう違うの?

「水道水は安全だけど、やっぱりミネラルウォーターを買ってしまう…」という方も多いですよね。
そこで、両者の違いをわかりやすく比較しました。

項目水道水ミネラルウォーター
安全基準水道法に基づき、51項目で厳格に管理食品衛生法の基準。水道水ほど検査項目は多くない
消毒塩素で殺菌(残留塩素を必ず含む)原則、塩素は入っていない
味・においカルキ臭を感じることがある無臭でまろやか。採水地によって味が違う
ミネラル成分基本的に少なめ(軟水寄り)採水地によって豊富。硬水もあり
コスト1ℓあたり約0.2円1ℓあたり20〜100円程度
便利さ家の蛇口からいつでも利用可購入・保管・ゴミ処理が必要
災害時ライフライン復旧後はすぐ利用可能備蓄用として保存しやすい

まとめ

  • 水道水は「厳しい安全基準」で守られているから、基本的に「そのまま飲んで安全」
  • ただし、カルキ臭やにごり、配管の影響で「おいしさ」に不満を感じることがある
  • 浄水器を取り入れることで、安全性に加えて「快適さ・おいしさ」がアップする
  • ミネラルウォーターは「味・成分の豊かさ」が魅力だが、コストや保管の手間がある
  • 日常は水道水+浄水器、非常時はミネラルウォーターを備蓄しておくのが現実的
浄水器の選び方をやさしく解説

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